Gペンが恋しい。

昨日のラジオ番組で、みうらじゅんがパソのお絵描きソフトの話をしていて、遂にそこまで来たかっとビックリしたとたんに思ったのだよ。


Gペンのタッチまで出せるようになっていると聞いて。


今何だかとってもGペンで、絵が描きたい気分なんだとね。


あの、グッと力を入れた時に、ブニッと気持ちしなる所がたまらない。

インクが「ぷにゅ〜」と出てくる線の美しさ。ヌラヌラと黒光りするあの先太な、それでいながら最後は消え入るように儚い線の切なさよ。


Gペンがすきだ。


もう10年近く手にしてないけど。


Gペンが愛しい。


描くと必ず、右手中指のタコが真っ黒になってしまうけど。


Gペンは、手で描かなきゃいけない。


手で描かなきゃ、「彼」に失礼だ。


電脳で描くにしても、手で描く事もして欲しい。


なぜなら、人の記憶は頭だけでするのではないからだ。


アホな親は、昔から子供を机に縛り付けて、頭だけで覚えさせようとして来たけど、結果バカの大量生産で終わってしまっている。

何故だ?

何で覚えていられない?

答えは簡単。

記憶は、芋ほりと同じ原理だからだ。一つの芋を掘り当てると、続いてズルズルと引張り出す事が出来る。そのままだ。

本を読む・その時の匂いを感じる・湿度を知る・着ている服の感触を楽しむ・座り続けているお尻の痛さを感じる・誰かに邪魔される。


そして、その本の中身が脳に記憶されていく。


暫くして、その本の内容をすっかり忘れてしまった気がしても、同じ服を着た時や、同じ匂いを嗅いだ時、同じ誰かに同じ様に邪魔された時に、ふと、記憶ファイルの奥底から引っ張り出されて来るのだ。

記憶する時、引っ張り出すフックになる情報が多いほど思い出しやすくなる。

だからこそ、絵は手でも描いてほしい。

絵の具の匂いを嗅ぎながら、描いて欲しい。

紙や服を汚して、思い通りに描けなくてイライラしながら、身体で描いて欲しい。

絵は、その時の自分の心の中を鏡の様に映し出してくれる。

だからこそ、手でも、描いて欲しい。

少なくとも子供達だけでも。

そうしないと、本当に人間の脳はダメになるような気がする。

人をダメにさせるプログラムが、現在進行中かも知れないなんて妄想するこの頃だ。


だからって、目くじら立てて行動しようとも思わない。


ダメになりたいのなら、勝手にダメになればいいとか、冷たく思っても仕舞う。


20年数年前、散々蔑まれていた少数派のエロ・ロリ漫画が、今この時ネットの中で大盛況の現実を見るにつけ、もう人間ダメかもと思ってしまう。


あの一部の「貰い手の無い、臭う童貞集団」によって描かれていた漫画が、いまや多数派になってしまっているとは。


小学生の様な顔した女の子が、異性人にいたぶるられている絵をエヘエヘ言いながら描いているのが、そこ此処に居るのかと思うと、力が抜ける。

私が知っている唯一の鬼畜F氏が、昔むかし国の手先として働いていた時、大学出たての彼のアパートが、下校した小学生の溜まり場になっていた事を思い出して、気分が悪くなった。


生まれた時からそんな漫画があれば、罪悪感もないのだろうか。
高崎の事件は、遠い遠い昔の、あの童貞集団を思い出させた。鬼畜のFを思い出させた。


大人の女に一括されて、縮み上がっていた奴らの事を。



ああ、Gペンが恋しい。


でも、仕舞いこんだ場所の前には・・・・・・


掃除しただけで精魂着きそうな程、色んな物が山積・・・・


あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


今日はなんともまとまらない・・・・・

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