術師から電話。

「ごめんな〜、言ってくれてありがとな〜」


「友達だろ〜」


これだけで済む話。



病気が治せないジレンマに陥って悩む彼に、治す事が最終目標ではないと訴えた私の気持ちは、なんとか彼に通じていたようだ。



人は何で病気になるんだろう。


何でこんな目に遭うんだろう。


考えても答えなんて、どこにも無い。


有るのは現実に起こっている事実のみ。


自分の子供の面倒を姑に任せていた嫁が、今自分の娘と孫の面倒を見るハメに陥って嘆いててるけど、もしかしたら、自分の子供をしっかり面倒見てたら、こんな事にはならなかったかもだ。


喧嘩別れしていた人達が、死にかけた病人を中心にして、力をあわせて頑張っている。知らない内に心を寄り添い合わせている。


家族に病人が出るという事は、つまり、そういう事なんじゃないかと、最近思う訳だ。


無礼者で傲慢な娘が、無一文になって、皆に面倒見てもらって、助けがないとトイレにも病院にも行けない状態になって初めて、人と人との礼節を学んでいる。


本当に怖い話だ。でも、これは私の周りで起こっている実際の話。


どんなに酷い、痛い思いをしたとしても、そこから何を学ぶかで、その後の生き方が決まるよ。


愚痴ってぼやいて、人のせいにして、それだけで時間を浪費したっていいさ。


気がつけば、周りに誰も居なくなるだけの事だもの。



人生の生き方は、誰かに教えてもらう物ではない。


自分で気がついて、学び取っていくものだ。


最近、本当にそう思う。


天網恢恢粗にして漏らさず

怖いんですけど・・・・

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