イキのいい奴(5) 第9回「聖しこの鮨」/最終回「男純情」
2004年3月2日 映画
VHS ビデオメーカー 2003/09/26 ¥4,000
師岡幸夫のエッセイ「神田鶴八 鮨ばなし」を寺内小春が脚本に起こして大ヒットしたNHKの連続ドラマ。
毎週土曜日のNHK-BSで一回に付き二話ずつの放映。今、落ち込みの激しい私の人生に待ってましたの再放送だった。
その録画しておいた最終回をさっき見終わって、泣いた。ああ、すっきり。だんだん「気」がすっくと立ってきたぞ〜 !!!
このドラマの良い所は、江戸前の男気というものを原作者の雰囲気や伝えたい事を上手に組み込みながらも、女の目から見た男の良さや弱さを、真摯な眼差しで表現している点だ。
まだまだ江戸の風情が残っていた頃の男気は、今にも通じるものでは有るのだけれど、現代の男気はあまりに脆弱だ。
昔の男よ、何も此処まで耐えなくてもいいのになぁって、切に思いながら毎回見た。
でも、潔い良いよなぁって。
戦前は寿命も短かったし、医学も進んでなかったから結構あっさり死んでしまったので、このガチガチの男気が何の問題もなく美学として伝承された。
でもね、今は少し様子が違う。
男気のツケが身体の変調に回ってしまう、世知辛い世の中になってしまったのだ。
脳溢血による半身不随とか、癌とかなんとか。イロイロ。
なんだかな〜って思うよ。
男の子は、一つの目標を自分で決めさせて、それだけに突き進むようにさせていれば、大抵は曲がりもせずに頑張ってやってくれるらしい。
「兄貴が良いなら、俺もそれでいい」
というセリフも、決して嘘ではないのだろう。
惚れた兄貴と生死を共にする生き方を良しとするのも、また男気の一つだもの。
でも女は多分、多くの女は違うかも知れない。
状況に応じて軽やかに変化してしまえるのも、女の特徴なのだと思う。
それが私には解せないのだから、私も多分に女としてはズレているのかも知れない。
兄貴が欲しいなぁ。ガツンと怒って、それでも大きくて深い胸をもってる、とにかく大きな兄貴が。
このドラマに出てくる梅子さんと私のイメージを重ねる人もいるかもしれないが、ちがうんだなこれが。
私ってば、多分見習いの安男か、せいぜい仕立て屋の親父だよ。
だから、夜中に酔って電話をくれるのなら、ウダウダ絡んで説教ぶつんじゃなくて、「寝てたら終点まで行っちゃって、終電だったんで、歩いて戻ってま〜す。
ウイック〜(*^。^*)」なんてオトボケ話にして欲しいなぁ。
とにかく、梅子さん的な私を求められても、困るから・・・。
なんか、そこいらの所で、このところえらく疲労してるんだと思う。
梅子さんがどうのではなくて、このドラマに出てくる女達の様な人達と接する機会が多いと、凄く疲れるんだよ。師父の実家に関係している女性陣が、まさにこれだし・・・・・。
兄貴募集中〜(ToT)
師岡幸夫のエッセイ「神田鶴八 鮨ばなし」を寺内小春が脚本に起こして大ヒットしたNHKの連続ドラマ。
毎週土曜日のNHK-BSで一回に付き二話ずつの放映。今、落ち込みの激しい私の人生に待ってましたの再放送だった。
その録画しておいた最終回をさっき見終わって、泣いた。ああ、すっきり。だんだん「気」がすっくと立ってきたぞ〜 !!!
このドラマの良い所は、江戸前の男気というものを原作者の雰囲気や伝えたい事を上手に組み込みながらも、女の目から見た男の良さや弱さを、真摯な眼差しで表現している点だ。
まだまだ江戸の風情が残っていた頃の男気は、今にも通じるものでは有るのだけれど、現代の男気はあまりに脆弱だ。
昔の男よ、何も此処まで耐えなくてもいいのになぁって、切に思いながら毎回見た。
でも、潔い良いよなぁって。
戦前は寿命も短かったし、医学も進んでなかったから結構あっさり死んでしまったので、このガチガチの男気が何の問題もなく美学として伝承された。
でもね、今は少し様子が違う。
男気のツケが身体の変調に回ってしまう、世知辛い世の中になってしまったのだ。
脳溢血による半身不随とか、癌とかなんとか。イロイロ。
なんだかな〜って思うよ。
男の子は、一つの目標を自分で決めさせて、それだけに突き進むようにさせていれば、大抵は曲がりもせずに頑張ってやってくれるらしい。
「兄貴が良いなら、俺もそれでいい」
というセリフも、決して嘘ではないのだろう。
惚れた兄貴と生死を共にする生き方を良しとするのも、また男気の一つだもの。
でも女は多分、多くの女は違うかも知れない。
状況に応じて軽やかに変化してしまえるのも、女の特徴なのだと思う。
それが私には解せないのだから、私も多分に女としてはズレているのかも知れない。
兄貴が欲しいなぁ。ガツンと怒って、それでも大きくて深い胸をもってる、とにかく大きな兄貴が。
このドラマに出てくる梅子さんと私のイメージを重ねる人もいるかもしれないが、ちがうんだなこれが。
私ってば、多分見習いの安男か、せいぜい仕立て屋の親父だよ。
だから、夜中に酔って電話をくれるのなら、ウダウダ絡んで説教ぶつんじゃなくて、「寝てたら終点まで行っちゃって、終電だったんで、歩いて戻ってま〜す。
ウイック〜(*^。^*)」なんてオトボケ話にして欲しいなぁ。
とにかく、梅子さん的な私を求められても、困るから・・・。
なんか、そこいらの所で、このところえらく疲労してるんだと思う。
梅子さんがどうのではなくて、このドラマに出てくる女達の様な人達と接する機会が多いと、凄く疲れるんだよ。師父の実家に関係している女性陣が、まさにこれだし・・・・・。
兄貴募集中〜(ToT)
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