グレン・バクストンの死
2004年2月4日 エッセイ今日はアリス・クーパーの誕生日だった。
30年前、中学生だった私の生活の全てだったアリス・クーパーというバンドの存在。
彼らのレコードを聞かない日はなかった。
今から思えば、随分近所迷惑な話だったろうと思う。
自分の価値観と違う音楽は、時に凶器にもなる。
親達は「うるさいなぁ」とは言っても、けして止めようとはしなかった。レコードを取り上げたり、ステレオを使用禁止にしたりはしなかった。
そうか・・・・、私は結構大事にされてたのかも知れないと、今更ながら思う。
自分達にとって身が縮む程の凶暴な音を毎日毎日聴いている私を、そのままにしておいてくれたんだから。
とはいっても、アリス・クーパーの作り出す音は、とても正当で良質のロック。演奏のレベルも高い。
でも彼らのベビィな音は、大正や昭和初期生まれの人達には、かなり異質で聞きにくい音楽だったろうと思う。
ボーカルのアリス、ドラムスのニール、ベースのデニス、サイド・ギターとキーボードのマイク。そしてリード・ギターのグレン。
彼らの存在は不滅。私の中では絶対に消滅しない宝物。
当時は毎日毎日、彼らの絵を描いてすごしていた。
現実の生活があまりに辛くて、ロックとマンガの世界でしか生きられなかったあの頃の私。
今は時々聴く程度だけど、でもやっぱり、彼らの音を聴くと心が落ち着くのが判る。
なにかあった時のシェルター。
私にとって、それがアリス・クーパーの音楽だ。
それなのに、何でか今日、アリスの56歳の誕生日に、リード・ギターだったグレンがすでに死んでいた事を知った。
いまから7年も前の話。
知らなければ知らないでそのままになっていたのに、やっぱり縁があるのかなぁ。
40代後半の若さで死んでしまったグレン・バクストン。
バンド解散後は、ニール、デニスと三人で新しいバンドを結成して活動していた。
その後スージー・クワトロの姉と一緒になって、音楽活動を続けていたというニュースが伝わってきて、それっきり。
どこかに気持ちが残っていると、少しずつでも情報が入ってくるものなんだなぁ。
これも
縁
なんだろうね。
悲しい、何か凄く悲しいと思う。
遠く離れた国にいて、一度も会った事がないのにその人の事が好きで、死んだらこんなにも悲しい気持ちになるなんて・・・。
30年も前に夢中だった人の死亡記事で、こんなにも悲しくなるなんて・・・。
でも、私が生き続ける限り、これは避けられない運命。
年を取るという事は、多くの人の死を受け入れていく作業のようなもの。
たしか、高倉健さんの言葉だ。
私も、すでにそんな年齢になってしまったって事だよね。
とほほほほ・・・・・(ToT)
30年前、中学生だった私の生活の全てだったアリス・クーパーというバンドの存在。
彼らのレコードを聞かない日はなかった。
今から思えば、随分近所迷惑な話だったろうと思う。
自分の価値観と違う音楽は、時に凶器にもなる。
親達は「うるさいなぁ」とは言っても、けして止めようとはしなかった。レコードを取り上げたり、ステレオを使用禁止にしたりはしなかった。
そうか・・・・、私は結構大事にされてたのかも知れないと、今更ながら思う。
自分達にとって身が縮む程の凶暴な音を毎日毎日聴いている私を、そのままにしておいてくれたんだから。
とはいっても、アリス・クーパーの作り出す音は、とても正当で良質のロック。演奏のレベルも高い。
でも彼らのベビィな音は、大正や昭和初期生まれの人達には、かなり異質で聞きにくい音楽だったろうと思う。
ボーカルのアリス、ドラムスのニール、ベースのデニス、サイド・ギターとキーボードのマイク。そしてリード・ギターのグレン。
彼らの存在は不滅。私の中では絶対に消滅しない宝物。
当時は毎日毎日、彼らの絵を描いてすごしていた。
現実の生活があまりに辛くて、ロックとマンガの世界でしか生きられなかったあの頃の私。
今は時々聴く程度だけど、でもやっぱり、彼らの音を聴くと心が落ち着くのが判る。
なにかあった時のシェルター。
私にとって、それがアリス・クーパーの音楽だ。
それなのに、何でか今日、アリスの56歳の誕生日に、リード・ギターだったグレンがすでに死んでいた事を知った。
いまから7年も前の話。
知らなければ知らないでそのままになっていたのに、やっぱり縁があるのかなぁ。
40代後半の若さで死んでしまったグレン・バクストン。
バンド解散後は、ニール、デニスと三人で新しいバンドを結成して活動していた。
その後スージー・クワトロの姉と一緒になって、音楽活動を続けていたというニュースが伝わってきて、それっきり。
どこかに気持ちが残っていると、少しずつでも情報が入ってくるものなんだなぁ。
これも
縁
なんだろうね。
悲しい、何か凄く悲しいと思う。
遠く離れた国にいて、一度も会った事がないのにその人の事が好きで、死んだらこんなにも悲しい気持ちになるなんて・・・。
30年も前に夢中だった人の死亡記事で、こんなにも悲しくなるなんて・・・。
でも、私が生き続ける限り、これは避けられない運命。
年を取るという事は、多くの人の死を受け入れていく作業のようなもの。
たしか、高倉健さんの言葉だ。
私も、すでにそんな年齢になってしまったって事だよね。
とほほほほ・・・・・(ToT)
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