衣替えで心も変わる

2003年10月2日
衣替えをした。

毎年1人でサクサクと二時間もしないでおわってしまっていたのが、ここ五年ばっかりは私の体調不良もあって師父に手伝ってもらっていたので、全くの1人でやるのは久々だ。

掃除をしながら洗濯もしながらの衣替え。全工程で五時間以内で終了。途中に昼食と休憩を入れてこれで済んだという事は、私の心身の状態が、かなり回復している証拠だろう。昼食時に夜中に録ったイタリア・エロ見てたからなぁ・・・、それで時間くっちゃったよな。

女同士だと食事しながらエロ映画見て「おお、でかい!!!」とか盛り上がるんだが、男はどうなんだかな。「エロ見ながら飲んだりしないよ」とメル息子は笑っていたし、ヒロも師父もそういう事は教えな〜いって秘密にするしなぁ。

知りたいなぁ。だれか秘密のメモにカキコしてくれないかしらん。(希望)

※ちなみに近乱どんす(視)の私は、裸眼だとモザイク・エロ物は全部無修正で見られます。視力のいいエロ好きよ、いいだろぅ。(バカ)


1人でやる衣替えは実に快適。これだけなら一時間も掛からないのだが、師父と一緒にやると、何故か半日仕事になってしまう・・・。

そんな師父、今日は鍼に行っとります。季節の変わり目で少し体調が崩れそうな時に、とっても苦手だった人を街で見かけてしまったそうだ。んでね、どどど〜っと気持ちが崩れて体も崩れた。

修行だよなぁ、これも。まだまだマイナスの「気」に吸い込まれちゃうんだから、人間ってホント弱い生き物だよ。

サクサクと作業をこなしていたら、ふと、昔仲良くしていた「サッチャン」の事を思い出した。

彼女はとっても要領が悪くて、衣替えの時など、部屋中服だらけにして、それこそ足の踏み場も無い状態にし手仕舞う人だった。午前中に始めたのに夕方になってもまだ片付かなくて、仕事で疲れて帰ってきたダンナに手伝ってもらって漸く終わる始末。

あの頃は、そんな「サッチャン」のだらしの無さにいつもイライラしていた。要領が悪いくせに自分の自慢話しを平気でする、能天気な様にもあきれていた。

なんであの頃は、あんなに人の事でイライラしていたんだろうか。

「ほ〜、えらいねぇ。」って相槌打って、適当にかわして見守る事すら出来なかったあの頃の私。

今回、姉達と香港に行った時、私と現地の人の話す広東語に対して「私だってあの人の言った事、何となく判ったわ」という姉の言葉が可笑しくて可笑しくて。

この人は昔から私に対する競争心が強かったけど、自分で勝手に「敵わない、だからこき下ろしてしまえ」って所があって、随所で私に嫌味を言う事があった。

でもね、兄弟姉妹違って当り前です。下に行くほど要領は良くなるってきまってるんだから。目の前に要領の悪いお手本がいるんだから、いわずと学習しますがな。

バカはバカなりのプライドがあるんだから、そっとしておいてやろうじゃないの、それに、ホントに理解してんのかも知れないし。っていう気持ちに成れていた自分に気づいたのさね。

馬鹿って言う方が馬鹿だ。・・・だよな。

劣等感の強い物は、それを見たくなくて異常に高いブライドの壁を築いてしまう。

それに、他人にこれ見よがしに嫌味を言うって事は、つまり「敵わない」っていう心理の表れ。すでにその時点で自ら負けを認めたようなものなのさ。

それに気づいて、自分でその壁を壊すのが、その人の人生の課題ともいえるんじゃないのかな。

つまりは、こちらの問題では無いって事。こちらは自分の等身大を堂々と生きていけばいいって事よ。

人は人、親子であれなんであれ、みんなそれぞれの道を歩いてる途中に出会う旅の道連れ。でも歩いている足元の道はそれぞれ違う。その人を自分と同じ道に引き込もうとするから、変にイラついたり怒りが湧いたり。

心の洞窟生活は随分長いと感じたけど、此処に来てようやく、他人の都合を思う事が出来るようになったのかなぁ・・、なんて考えた一日だった。

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